言語聴覚士が地域で出来る仕事のひとつに、つどいの場でのおはなしがあります。
まだまだ知られていない言語聴覚士ですが、理学療法士さんや作業療法士さんとは、できること、得意な分野が少し違っています。
あまり知られていない私たちですが、つどいの場で、地域のおじいさんおばあさんを前に、色々なおはなし(講話)をさせていただく機会が増えてきました。
言語障害や聴覚障害、嚥下障害のような話は、ややをもすると小難しい内容と思わわれがちですが、「障害」、ということばをはずし、言語や聴覚、嚥下といえば、普段、誰もがしていることです。
言語聴覚士もまた、普段は病院や施設などで仕事をしていることが多く、ともすれば、障害ありき、でものごとを考えてしまいがちです(私も含めて)。
地域のおじいさんやおばあさんが普段どのような暮らしをしているのだろうか。会話をしているか。どのようなものを食べているのだろうか_
そういう、ごくふつう、を知るという意味でも、つどいの場は貴重な勉強の場です。
ごくふつう、の視点を持てる言語聴覚士を、地域の皆様と育てていきたいです。